国宝 薬師寺展

2008年6月 9日 (月)

『国宝薬師寺展』 完

皆様、『国宝 薬師寺展』(3月25日~6月8日)67日間にわたり開催させていただきました。総入場者数794,909人。誠にありがとうございました。全国各地からわざわざお越し頂き感謝、感謝、感謝です。

また、このブログ「薬師寺展日記」も多くの方にご覧頂きました。

私は、「薬師寺展日記」を通して、『国宝薬師寺展』や『もうひとつの薬師寺展』そして、『奈良薬師寺』の情報を発信できればとはじめました。3月23日渋谷でノートパソコンを始めて購入し、シーパックスの東社長に手伝っていただき、ブログ「薬師寺展日記」がはじまりました。初めてのブログで戸惑いながらも、立体的に表現出来ればと奈良からは、伽藍の松久保伽秀録事、また時には村上太胤執事長にも登場していただきやっと6月8日になりました。

いつも読んで頂きありがとうございました。

8日『国宝薬師寺展』は閉館の後、薬師寺の山田法胤副住職を導師として、結願法要を行いました。9日は朝8時から東京別院での『もうひとつの薬師寺展』の結願法要を執り行います。その後私は荷物をまとめ奈良へ帰ります。

今度は皆様が奈良へお越しくださることをお待ち申しております。

東京国立博物館の皆様、NHKの皆様、読売新聞社の皆様、薬師寺関係ご奉仕下さった皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。御礼申し上げます。

『国宝 薬師寺展ガイダンス』27日間で103回 延べ32,861人も参加頂きました。

日光・月光両菩薩像、聖観音菩薩像、仏足石は移動安置するのには6月末までかかると思われます。7月以降なら通常に拝観できるでしょう。

合掌 基達

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2008年6月 8日 (日)

こんなお客様がおいでになりました

Photo 426_109最終日にわざわざ北海道旭川市の旭山動物園の小菅園長様が『国宝 薬師寺展』に駆けつけていただきました。手に持っているのは、来年公開される映画「旭山動物園物語」のプレミア前売券です。プラスチックで出来ていて、角度を変えると写真が変わり、1万枚限定販売で旭山動物園に行かないと手に入らないそうです。

旭川といえば、薬師寺とは優佳良織工芸館とご縁があり、金堂、西塔、大講堂、玄奘三蔵院、東京別院などに数多くの幡(ばん)をご奉納頂いています。私も愛用しておりますが、小菅園長様も優佳良織の名刺入をお使いでした。

7月3日午前9時~12時まで、東旭川公民館にて、薬師寺奉賛会主催の「お写経と法話の集い」を行います。

7月4日13時30分から16時迄、札幌のかでる2・7において、薬師寺奉賛会主催、「ミニまほろば塾・in札幌」 安田暎胤管主の法話を行います。

最終日の待ち時間は昼間60分待ち、午後3時頃は30分待ちです。夜8時までです。入館は夜7時30分までです。

合掌 基達

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2008年6月 7日 (土)

明日最終日もよろしく!

合掌 基達

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6月7日ガイダンス最終回

7日(土)朝から続いていた入場制限も17時55分には解除されました。今日、明日は20時まで時間延長していますが、現在、18時30分現在、会場内は混雑はしているものの、余裕が出てきました。

薬師寺展ガイダンスも最終回も大講堂満席で終わることができました。

合掌 基達

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7日 ガイダンス

平城遷都1300年記念『国宝 薬師寺展』ガイダンス(約30分)

今日は、11時、13時の話は 山田法胤副住職が行います。

15時は 生駒基達、16時は 村上太胤執事長が行います。

本日27日目 最終回のガイダンスを18時から山田副住職により行うことになりました。

会場は平成館の大講堂です。各30分前から開場しますが、満席になり次第締め切ります。5分前にはほぼ満席になるかと思います。

●今日・明日も夜8時まで時間延長して開館しています。(入場は夜7時30分まで)

●薬師寺展にご来場の際は、長時間お待ちいただくことも予想されます。飲物や少しお腹に入れれるお菓子などあると良いかと思います。日中は暑くなります、日傘や水分の補給をしていただきお身体に気をつけてください。

合掌 基達

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2008年6月 5日 (木)

6月5日

●『国宝 薬師寺展』本日のガイダンス・11時、13時、15時は村上太胤執事長が20、30分話をします。(平成館・大講堂)
次回は6月7日です。
●今日は、西暦664年2月5日に亡くなられた玄奘三蔵の月命日に当たります。
奈良薬師寺では、毎月5日13時より玄奘三蔵院伽藍にて、縁日法要と法話をします。
6月15日迄は玄奘三蔵院伽藍の平山郁夫画伯「大唐西域壁画」を特別公開しています。
法話は私、生駒基達が「玄奘三蔵の旅」のお話をします。
合掌 基達

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2008年6月 4日 (水)

70万人突破

『国宝 薬師寺展』入場者を70万人を超えました。

本日70万人目のお方は、東京都八王子市からお越しの、溝口歩実(みぞぐちあゆみ)さんとお母様の眞弓(まゆみ)さん親子です。426_101

博物館の佐藤館長より「吉祥天像額絵」と薬師寺展図録・薬師寺展オリジナルTシャツ、トートバックが記念品として贈られました。

東京国立博物館の平成館で行われた日本美術の特別展としては、平成11年の開館以来最も多くの方にご覧頂いた展覧会となったそうです。

本日63日目の来場者は、最高の2万2千人を超え、71万人を超えました。

今日4日~最終日の8日までは、夜8時まで時間延長して開館いたしております。

本日も午前中から入場時間待ちがあり、最高160分待ちでありました。昼食も食べることができず長時間お待ちいただいていました。

ご来場の際は、今後ますます長時間お待ちいただくことも予想されます。飲物や少しお腹に入れれるお菓子などあると良いかと思います。日中は暑くなります、日傘や水分の補給をしていただきお身体に気をつけてください。

合掌 基達

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何なぜ薬師寺展④

●慈恩会(じおんね)の会をなぜ「ね」と読むのでしょうか?

慈恩会(じおんえ)ですが、「ん」の発音の後は「ね」と発音します。

天衣「てんえ」⇒「てんね」。輪廻「りんえ」⇒「りんね」も同様です。

この他に、薬師三尊「やくしさんそん」⇒「やくしさんぞん」、論師「ろんし」⇒「ろんじ」、十六善神「じゅうろくぜんしん」⇒「じゅうろくぜんじん

百万巻写経「ひゃくまんかんしゃきょう」⇒「ひゃくまんがんしゃきょう」など「ん」のあとは濁音に発音します。

●仏教読み・吉祥天「きっしょうてん」⇒「きちじょうてん」、大唐西域記「だいとうせいいきき」⇒「だいとうさいいきき」。

●利益(りえき)の前に「ご」をつけるとご利益(ごりやく)と読みます。

合掌 基達

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2008年6月 3日 (火)

最後の週の始まり

『国宝 薬師寺展』いよいよ最後の週になりました。

先日6月1日は晴天になり多くの方がお越し頂き、昼前から2時ごろまでは120分待ちの長蛇の列でした。

途中に臨時給水所のテントが設けられ、皆さんに水を飲んで頂きました。426_098

夕方になり60分待ちでしたが、長い間外で並んでお待ち頂くには飲料水は必ずといってよいほど必要です。

上野駅辺りでペットボトルの水かお茶を購入されお越し下さい。

日傘もあると良いでしょう。博物館でも何本か日傘が用意されていますが、全員に行き渡るほどはありません。

昨日、関東地方が梅雨入りしました。台風も接近してきて、今日は一日雨の天気です。来場者も雨なので少ないかも知れませんが、最後の週でもあり来られると思っています。

今日は、ガイダンスあります。13時(生駒基達執事)と15時(村上太胤執事長)、16時(生駒基達執事)です。ガイダンスの後、図録に署名・サインをします。

昔、高田好胤和上が副住職時代、薬師寺に修学旅行に来た学生さんに薬師三尊や東塔などの説明の後、入江泰吉さんの4枚組の写真を購入した学生にサインを書いてあげておられました。私も平成6・7年ごろ伽藍担当の時高田好胤管長のその話を聞き、修学旅行生に薬師寺のガイドブックにサイン「夢」の文字を書いていました。

6月1日長蛇の列の方に臨時給水所の案内をしているとき、若い男性から 「こんにちは、僕、中学の修学旅行で基達さんの話を聴きました。グラビアに夢って書いてもらいまいた」と声をかけて頂きました。うれしいことです。

☆お知らせ・6月4日~6月8日の5日間は連日夜8時まで開館です。(入館は午後7時30分迄)

※入江泰吉(図録にも使用中)http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/

●追記

今日も雨の中、最高120分待ちでした。来られた方の中には、ご不満の方もあったでしょうが、120分待っても来た会があると感激で涙を流しておられる方もおられました。本当にありがとうございます。

明日の天気が心配です。くもりなら良いのですが、雨と晴天は勘弁してほしいですね。

いやいや感謝・感謝・感謝です。

合掌 基達

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2008年6月 1日 (日)

何なぜ薬師寺展③

●日光・月光菩薩像や聖観音菩薩像は昔、金色に輝いていた?

ブロンズで造られた像で、当初は像の全体に鍍金(ときん)が施された光輝くお姿で、頭部は群青色だったとみられています。480年前の享禄元年(1528年)の兵火により、金堂・講堂・西塔・中門・僧坊等が焼失しました。薬師三尊像や聖観音菩薩像は銅で造られていた為、どうにか焼け残りましたが、大火による熱で金が溶けてしまいました。しかし、中尊・薬師如来像は胸や手に金が残っています。脇侍(わきじ)の日光(にっこう)・月光(がっこう)菩薩をよく見ると、日光菩薩像の左手の薬指に金が残っているのを見ることができます。聖観音像は左腕・腹部・台座に小さく残っています。426_087

(写真は聖観音菩薩像の台座です)

426_094※この写真はイメージとして紹介します。薬師寺大講堂内に安置されている菩薩像頭部復元模造です。展示はしていません。

●日光菩薩と月光菩薩像の見分け方?

享禄元年の火災で損傷したと考えられる、月光菩薩像の頭部の冠が正面と左側が折れています。元は日光菩薩と同じようでありました。

正面から拝した感じでは左右対称の姿ですが、薬師寺展では日光・月光菩薩像の間に立って拝むことができます。薬師寺金堂(こんどう)では薬師如来がおられ、皆様にお立ち頂くことは出来ません。また光背もあり後姿を拝むことが出来ません。

後から拝すると日光菩薩の腰の辺りの大きなこと、それに比べ月光菩薩のしなやかな姿を見ることができます。裳裾(もすそ)腰に付けられた薄く軽い衣も、日光菩薩は大きいので弛みが少なく4回(写真左)、月光菩薩は弛みが5回(写真右)と明らかに大きさの違いを作り出しています。

  426_091_2426_090

●菩薩像の天衣が手首の辺りで切れているのはなぜ?

426_088 (写真は日光菩薩像)

享禄元年の火災で焼失したものと思われます。聖観音菩薩像のように裳裾にくっ付いて蓮台座に接していました。裾のところに後を見ることができます。

本体と台座は分かれるようになっていますが、台座を見ると天衣がうまくつながるように造られています。当時は流れるような美しい天衣があったと思われます。

●月光菩薩像の右腕の穴は何?

腕の穴は腰の辺りにもあります。

肩から数珠玉のようなものや花柄のものが掛けられています。瓔珞(ようらく)が、火災のときに焼失したものです。

本体から浮き出たようなところを別につくりはめていたのか、一体として留めていたところです。切れ目に穴があります。

月光菩薩像の背中の瓔珞の取り付けが参考になるかと思います。426_092

★お知らせ・6月4日(水曜日)~6月8日(日曜日)の5日間は連日夜8時まで開館です。(入館は午後7時30分まで)

★薬師寺展日記には、カテゴリーを設定しています。

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合掌 基達

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