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2008年5月17日 (土)

その時歴史が動いた

「その時歴史が動いた」

日本人の心を守れ~岡倉天心・廃仏毀釈からの復興~

平成20年5月14日放送 

平成20年5月20日3:00~3:45NHK総合 再放送 全国(近畿除く) 再放送の予定は変更されることがあり新聞などで確認下さい。

番組では、明治維新に起きた仏教廃絶運動(廃仏毀釈)により、多くの仏像が壊され、蒔として燃やされてしまう現実に消滅の危機を感じた岡倉天心は、仏像保護を通じて仏像に込められた日本人の精神性を守ろうとしたことが紹介されています。

天心は「仏像は部分が欠けていると信仰の対象となりにくいが、かと言って闇雲な修理をすれば美術品としての価値を損なう」ということに悩んだ末、天心は美術と信仰の両方の価値観を満足させる「現状維持修理」という方法をもちいて、興福寺の阿修羅像、東大寺法華堂の不空羂索(ふくうけんさく)観音像、同寺三月堂の日光菩薩像など多く仏像が修理されました。現在では文化財修理の基本原則になっている修理法であります。http://www.nhk.or.jp/sonotoki/sonotoki_syokai.html

番組で紹介されていませんが、薬師寺も美術院には大変お世話になっています。

近年修復されたものでは、現在『国宝 薬師寺展』に出陳されている「玄奘三蔵坐像」1躯426_069426_067_2 があります。本像は破損仏として薬師寺の収蔵庫に長い間保管されていましたが、平成9年から4年の歳月をかけ保存修理をして完成致しました。

部材はバラバラの状態で、面相部や左手、両足など欠損し損傷著しく、尊名すら不明でありましたが調査の結果、右手の第1指~第3指を立てる印相や着衣の形式、目じりのしわ等の特徴から玄奘三像の肖像彫刻と判断されるに至りました。修理には参考とする彫刻の作例がなく、絵画の作例を参考にヒノキ材でおぎない、表面は古色仕上げにしています。持物や台座は新たに造られたものです。

合掌 基達

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