国宝薬師寺展 聖観音菩薩像
『国宝 薬師寺展』には、薬師寺と東院堂の聖観音菩薩立像(国宝)が出陳されています。(写真 飛鳥園)
先日、薬師寺展に来られた方が、本館にも同じ仏像がありましたね。とお尋ねがあり行ってきました。
東京国立博物館・本館には、聖観音菩薩立像の模造が2躯ございました。1階には昭和47年伊藤忠一作のブロンズ像があり、銅の色とでもいうのでしょうか、少し赤みのあるお姿です。
2階には明治26年(1893)山田鬼斎作の木彫の像が展示されています。現在、薬師寺東院堂には、厨子の中に聖観音菩薩像が安置されていますが、明治26年の頃はまだ厨子も無く、お姿をよく観察することもできたのでしょう。木彫とは思えぬ模造が製作されています。
これらの模造の技術は、明治初期にフェノロサや岡倉天心により始められた日本美術の構築、文化財の保護にも役立てられています。
皆さんも、薬師寺展とともに本館にも行ってご覧下さい。
東院堂・聖観音厨子は、明治中頃に川崎富三郎作。
合掌 基達
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